成道会2015
12月8日はお釈迦様がお悟りになられた日です。かぴらばす保育園の年中行事で最も厳粛な式典『成道会(じょうどうえ)』が執り行われました。

式典が催されました。
火のともされたろうそくに照らされながら

部屋の壁側に並ぶ園児たち。

その間を法衣に身をつつんだ年長さんたちが

弟妹たちに見守られながら、ゆっくりと祭壇に向けて歩いていきます。

お釈迦さまにご対面し

献花、献灯

合掌礼拝して「ナムシャカムニブツ」と唱えます。
成道会って何?
無事式典法要も終了。みんなお疲れ様でした。引き締まった良い雰囲気の中で執り行われましたね。
ところで成道会って何でしょう?

現ネパールのルンビニで生まれたシャカ族出身のゴータマ・シッダールタは、(カピラ城から)出家した後、長い長い苦行を経て、35歳の時、菩提樹(ぼだいじゅ)の下で坐禅行(ざぜんぎょう)に入りました。そして12月8日、暁(あかつき)の明星をきっかけに、悟られて、仏陀としてお釈迦様になられたのです。
(中略)
悟りを開くとは、いわゆる「この世・あの世」をふくめた一切の苦しみから解放されて、心のやすらぎを得ることができた状態を指します。仏教では、誤解を恐れずにいえば、神々や天人が住む天上界でさえ、苦しみの一つなんですね。どこにいても悟らない限り、やすらぎは得られず、得られない限り、まわりの人々を救いの道に導くことはできない、ということなんですね。
さて、お釈迦様は独力で悟ったか、というとそうではないんですね。一人でどれだけ頑張っていても悟ることは難しいようです。悟るには、人からの愛情と思いやりに気がつく必要があります。お釈迦様はスジャータという女性のおかげで、愛情の大切さに気がつき、悟ることができました。
なるほど、お釈迦様が苦行の末に人の当たり前の愛情にふれたことをきっかけに世の苦しみから解放されたことを「悟った」のが12月8日で、それをお祝いする日なんですね。
恒例の乳粥
かぴらばす保育園ではいつもこの日に、スジャータがつくってくれた乳粥を再現してみんなでいただきます。
今回の反応は。。。?

うん。

みんなもりもり食べますね。良かった^^

式典の後の悟りの妙味にみな舌鼓をうっていました。

クリスマスも素敵な祭典ですが、毎年この日がきたらお釈迦さまのことと乳粥の味を思い出してくださいね。